作品:ガチアクタ

記事タイプ:本誌解説考察

週刊少年マガジンで連載中のガチアクタ164話、サブタイトルは「6つ目」。

これまで謎に包まれていた「番人シリーズ」について、口の軽いマイモーのおかげで一気に情報が明らかになった回でした。

この記事では、164話で判明した番人シリーズの正体とラストでルドを助けた人物の手がかりについて、できるだけ整理して考察していきます。


サブタイトル「6つ目」の意味

結論:「6つ目」とは、番人シリーズの総数を指しています。164話で番人シリーズは全部で6つあることが判明しました。

これまでに登場している番人シリーズは以下の5つです。

番人シリーズ所持者
グローブルド
コートゾディル
アモ
タムジー
ネックレスガウンテス(マイモーに奪われた)

残る6つ目の所在は、164話時点ではまだ明かされていません。

ただし、139話・143話・151話で繰り返し描かれていた「謎の1人称視点の扉絵」が164話のラストで再び登場しており、この扉絵の人物が6つ目の持ち主である可能性が高いと考えられます。

謎の1人称視点の扉絵では、毎回扉絵上部に謎の時計が描かれています。

そのことから番人シリーズの6つ目は時計の可能性が非常に高いです。

ガチアクタの世界観や扉絵上部の時計の雰囲気から懐中時計の可能性が高いです。


マイモーが奪ったネックレス

前回のラストでガウンテスが持っていた番人シリーズのネックレスがマイモーに奪われました。

マイモーはこのネックレスを使い、かつて自身で壊したマイクの人器「エレンホス」の能力(支配)を再現しようとしています。

ガウンテスが使う際のネックレスの能力は、下界の連絡手段の人繋縄(チョーカー)を作り出す事で、人繋縄を身につけた者の心を開かせて思いや声を魂に届ける事ができました。

さらに隠された能力として「相手を思う言葉で対象に力を与える」効果があることも明かされています。

マイモーがネックレスを使う時は、「エレンホス」と同じ支配の能力を使えるようです。

能力は人器ではなく人通者由来

人通者の能力は経験思想に基づく性質となり能力の強さは年季や思いの強さによって左右される。

今までガチアクタの物語上で能力を説明する時に人器の名前を言ってから能力の説明をすると言う流れが多いので人器に特殊能力があって人通者は人器の能力を引き出す役割とみ思っていた方が多いと思いますが正確には能力は経験思想に基づく性質となるので能力は人通者由来になります。


番人シリーズと通常の人器は何が違うのか

結論:通常の人器との違いは「内包されたエネルギー量」と「誰でも使えること」の2点です。

能力と人器の関係について、156話でマイモー自身が説明しています。

能力は経験や思想に基づく性質であり、人通者本人に由来するもので人器はそのエネルギーが蓄積された器にすぎません。

たとえばルドが持つ「3R」は、ゴミや壊れ物の価値を最大限引き出す能力ですが、これはルドが幼少期から積み重ねてきた「ゴミでも大切に扱う」という思想と実際に「拾って修理して再利用してきた」経験から生まれたものです。

その思想と経験が、「3R」のゴミや壊れ物の価値を最大限引き出す能力を実現してます。

この前提を踏まえるとマイモー自身の能力(対象の血を飲んで操る支配の力)は、本来の人器であるエレンホスでなくても、番人シリーズを通じて再現可能ということになります。

むしろ番人シリーズの方が内包されたエネルギーが強いため、これまで以上の効果が期待できるとマイモーは語っています。

番人シリーズと通常の人器の違いを整理すると以下のようになります。

項目通常の人器番人シリーズ
蓄積されたエネルギー量個人の思念・年季に応じた量通常の人器より桁違いに膨大
使用できる人物を人器にした人通者本人誰でも使用可能

【ここにあなたの感想を書いてください】 例:人器とギバーの関係性について、過去の話との整合性をどう感じたか


番人シリーズを正常に使える人の条件

結論:番人シリーズを精神汚染なく扱えるのは、「多岐にわたる欲望を持たず、1つの欲望だけに執着している人」です。

以前、VS荒らし屋編でゾディルが番人シリーズについて語った際、「心がない人形」のような描写があったことから、人間として必要なものは心で心が向け落ちた人は、番人シリーズを正常に扱えるという解釈が読者の間で広がっていました。

しかし164話でマイモーが語った内容は、思っていた物とは違いました。

「人間として必要なもの」とは、人が人生の中で満たそうとする多岐にわたる欲望のことを指しており、その欲望が複数あるのが通常の人間です。

一方、番人シリーズを正常に扱える人物は、過去に経験した大きな喪失を補うために、ただ1つの欲望だけに強く執着しているという構造が明かされました。

実際に番人シリーズと関わりのあるキャラクターを、この基準で整理すると以下のようになります。

キャラクター執着している欲望
アモ母に売られた経験から愛されることへの執着
ゾディル過去の経験か、天界を落とすことへの執着
ガウンテス大切な人トゥーリリーを守ることへの執着
ルド仮面の人物と天界の人間への復讐への執着
マイモー神になることへの執着

なお、この情報はマイモーが「世界の人繋縄」を通じて盗聴した内容を、自分なりにまとめたものにすぎません。

タムジーが語った内容によれば、そもそも「番人シリーズ」という呼び方自体が正式名称ではないとされており、マイモーが話している情報には少なからず誤りが含まれている可能性があります。


残る謎:幼少期のルドはなぜ正常でいられたのか

結論:幼少期のルドが番人シリーズ(グローブ)を装備しても精神汚染を受けなかった理由は、164話時点ではまだ説明されていません。

「復讐への執着があるから番人シリーズを扱える」という説明だけでは、実は辻褄が合わない点があります。

ルドが復讐に強く執着するようになったのは、レグトが殺されて下界も落とされてからなので、幼少期の時点ではまだその執着を抱いていなかったはずだからです。

さらに能力を意図的に使おうとしなくても、番人シリーズは装備するだけで精神汚染のリスクがあるとされています。

実際、過去にフォロがルドのグローブを着けただけで精神汚染を受けた描写がありました。

それにもかかわらず、幼少期のルドはグローブを装備しても精神汚染を受けるどころか、手の痛みが和らぐという、むしろプラスの効果を受けています。

この点は164話時点では明確な答えが出ておらず、今後の展開で説明される可能性がある伏線と考えられます。

ぽん

シュアブレック家の人間は他の人と違い番人シリーズの精神汚染に耐性がありそう。


164話のラスト:ルドを助けたのは誰か

結論:マイモーを背後から攻撃し、ルドの支配を解いた人物の正体は164話時点では明かされていませんが、6つ目の番人シリーズの持ち主である可能性が高いと考えられます。

164話の終盤、マイモーは奪ったネックレスの能力でルドを操り、ガウンテスを殺させようとします。

しかし、その瞬間に何者かが背後からマイモーを攻撃しネックレスが落ちたことでルドへの支配が解除されました。

この「誰か」の正体は明らかになっていませんがストーリーの流れとして、139話・143話・151話から続く「謎の1人称視点の扉絵」の人物である可能性が高いと考えられます。

扉絵には毎回「時計」が描かれていることから、6つ目の番人シリーズは時計である可能性も指摘できます。

なお、この164話によって考察界隈で語られていた「番人シリーズは実は7つあり、七つの大罪がモチーフになっている」という説は、総数が6つと判明したことで否定された形になりました。

現状的にルドを助けたのは、エンジンもしくはトゥーリリーの可能性が非常に高いです。

または、6つ目の番人シリーズを持つ新キャラ。


まとめ

164話のまとめ

  • 番人シリーズは全部で6つ。グローブ・コート・靴・本・ネックレス・そして未登場の6つ目
  • 通常の人器との違いは「エネルギー量の多さ」と「誰でも使用可能なこと」
  • 正常に扱える条件は「1つの欲望だけに執着していること」
  • 幼少期のルドが精神汚染を受けなかった理由は未解明
  • ラストでルドを助けた人物は、6つ目の番人シリーズの持ち主の可能性が高い

この考察の詳細は、YouTubeチャンネルでも動画として解説しています。

文字だけでは伝えきれないニュアンスやコマ単位での読み解きに興味のある方は、ぜひあわせてご覧ください。

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