
モン太の最大にして最強のライバルは、モン太が憧れる選手の息子「本庄鷹」でした!
『アイシールド21』のモン太こと雷門太郎は、名外野手・本庄勝に憧れ、キャッチだけを磨き続けてきた選手です。そのモン太の前に物語の終盤『クリスマスボウル』で立ちはだかったのが帝黒アレキサンダーズのワイドレシーバー・『本庄鷹で』した。
鷹は「空を歩く男」と呼ばれるほどの跳躍力を持つ日本最強クラスのレシーバーです。
そして、モン太が憧れ続けた本庄勝の息子でもあります。
本庄二世になりたいと思っているモン太の前に本当の息子である本庄二世が自分の前に最強の敵として現れる。
モン太にとって、これほど残酷な対戦相手はいませんでした。
一方で鷹自身も満たされない思いを抱えていました。
周囲から「天才」「本庄2世」と決めつけられ対等に競える相手がいない退屈の中にいたのです。
そんな鷹がクリスマスボウルで生まれて初めての敗北と初めての強敵手を手にします。
この記事では、本庄鷹のプロフィール、能力、物語での役割、名言、名場面までをまとめて解説します。
※本記事は原作単行本(全37巻)と、2024年の読切『BRAIN×BRAVE』の情報をもとに作成しています。
本庄鷹の基本プロフィール
まずは本庄鷹の基本データを整理します。
本庄鷹のプロフィール
- 所属:帝黒アレキサンダーズ(帝黒学園)1年
- ポジション:ワイドレシーバー(WR)兼コーナーバック(CB)
- 背番号:10
- 身長・体重:178cm・67kg
- 誕生日・血液型:6月26日・A型
- 走り幅跳び:8m25cm
- 異名:空を歩く男
名外野手・本庄勝の息子
鷹の父は、元プロ野球「集英ベアーズ」の名中堅手・本庄勝です。
モン太が子どもの頃から憧れ、その背番号80を真似てきた人物でもあります。登場はしませんが鷹には姉が1人います。
もともと鷹は父・本庄勝の教育のもと野球をやっていました。
しかし、実力で対等に渡り合える相手がいなくなり、アメフトへ転向します。
物心ついた頃から父のマンツーマン指導を毎日受けてきた鷹にとって、キャッチや跳躍は「練習」ではなく「習慣」のようなものだったそうです。
父のキャッチの辞書に「捕れっこない」はない、あるのは「捕れなかった」という教えをもとに練習してきたのでモン太と同じぐらいキャッチへの執念があります。
物静かで律儀でも自覚のある傲慢さ
鷹は表情の変化が少なく物静かで冷静な人物です。
腰まで届くロングヘアに細身の体という外見も、どこか浮世離れした印象を与えます。
趣味は1人での読書で愛読書は『ライ麦畑でつかまえて』。好きな異性のタイプは「おしゃべりでない女」です。
性格は律儀で失礼があれば素直に謝ります。
ただ、自分と大和に勝てる選手はいないと本気で考えていて相手を見下すような態度も見せます。
同じ帝黒の大和猛の傲慢さが無自覚なのに対し鷹は自分の態度を自覚している、と対比されることもあります。
大和猛との関係
鷹と大和は、どちらも1年生の初日に6軍から1軍まで駆け上がった実力者です。
帝黒の主将・平良呉二から歴代の1軍選手の中でも最強クラスと評されています。
練習で他の部員を圧倒しながら大和が相手でなければ練習にならないと言わんばかりの態度を見せるほど2人は互いを認め合う関係です。
ちなみにQBの小泉花梨のパスの才能を見抜いて入部させようと言い出したのは鷹で、それを強引に実行したのが大和でした。
2人の性格の違いがよく出ているエピソードです。
本庄鷹の能力:「空を歩く」跳躍と空中戦
鷹の強さは、日本最高クラスの跳躍力と父から受け継いだキャッチの技術・執念の組み合わせにあり攻守両面で「空」を支配するレシーバーと考えられます。
「空を歩く男」と呼ばれる跳躍力
鷹の最大の武器は、日本最高のジャンプ力です。
走り幅跳びの記録は8m25cmと言う高校1年生ではありえない記録を持っています。
そこに優雅な飛び方と長い滞空時間が加わり見る人に「空を歩いている」と錯覚させます。
これが「空を歩く男」という異名の由来です。
ちなみに8m25cmという数字は、現実の陸上競技で1992年に森長正樹選手が出した男子走り幅跳びの日本記録と同じです。
作中で鷹を日本記録保持者とする資料もあり現実の記録に合わせた設定なのかもしれません
ボールを見ずに捕るキャッチの精度
鷹は、モン太と同じくボールを見ずに捕ることができます。
初登場時には、読書をしながら目線を本から上げずに片手でボールをキャッチしてみせました。
そして何より捕り損ねを絶対に許さない執念を持っています。
この執念は、名外野手だった父から受け継いだものでもあります。
守備(CB)としての能力
鷹はコーナーバックとしても一流です。
相手が一度キャッチしたボールでも指先でかき出してしまいます。
さらにモン太の得意技「デビルバックファイア」を逆に使ってみせる場面もありました。
「ジャンプ日本記録のデビルバックファイア」と言う絶望的な展開でした。
機動力も高く帝黒ではアキレスと並んで大和に次ぐレベルとされています。
モン太との比較
身体能力、跳躍力、機動力のどれをとっても鷹はモン太を上回っています。
ファンの強さランキングでも鷹はWR・CBともに最高評価の常連です。
一方でモン太が勝っているのは、キャッチへの執念、バウンドを読む勘、そしてヒル魔と組んで重ねる「仕込み」です。
クリスマスボウルでモン太は鷹に競り勝ちますがファンの間では「試合には勝ったが平均的な実力は鷹が上」という見方が一般的です。
だからこそ、モン太の勝利には大きな意味がありました。
物語での役割:物語での役割:2人の「本庄の後継者」
鷹は、モン太に「憧れとの決別」と「自分自身になること」を迫る存在であると同時に自身も初めての強敵手を得て虚しさから解放されるモン太と対になった物語を背負ったキャラクターと考えられます。
帝黒学園見学での登場
関東大会決勝の後、泥門のセナとモン太、鈴音が帝黒学園を見学に訪れました。
そこで帝黒による対泥門デビルバッツ対策会議を見学する場面で鷹は本格的に登場します。
モン太のキャッチ映像を見て、モン太のキャッチよりも父親が東京へ試合を見に行ってた事に驚くという、モン太の事は眼中に無い描写。
実はそれより前、関東大会準決勝の王城戦の後に本庄勝は、「いずれクリスマスボウルで奴と戦う事になるかもしれないな」と予告していました。
その「奴」こそが自分の息子の鷹だったわけです。
クリスマスボウルでの空中戦
クリスマスボウルの開幕直後、ヒル魔が投げたロングパスを鷹はモン太のはるか上で軽々とインターセプトし大和へパスしてタッチダウン。
その後に帝黒のオンサイドキックをモン太が「デビルバックファイア」をしますが鷹が「ジャンプ日本記録のデビルバックファイア」で勝利しモン太の心に「敵わない」という絶望を与えました。
基本的なプレイでは花梨のパスとの連携で泥門を攻め立てます。
試合中盤には、モン太が捕ったボールを鷹がキャッチの執念でかき出します。観客席の本庄勝は、このとき息子が自分を超えたと確信します。
しかし泥門も反撃します。
ヒル魔の仕込みとセナのブロックに支えられ、モン太がついに鷹に競り勝ってタッチダウンを決めました。
鷹にとって生まれて初めての敗北です。
そして最終盤、試合時間残り3秒の泥門のオンサイドキックで、モン太と鷹は頂上決戦として最後のキャッチ勝負をします。
モン太は、ボールの呼吸をつかみバウンドの予測が難しいアメフトボールのバウンドをよんで鷹と互角に競り合い、こぼれたボールを執念でつかみ取ります。
直後、ムサシの60ヤードのキック「60ヤードマグナム」が決まり、泥門が45-44で帝黒を破りました。
試合後、初めての強敵手と初めての笑顔
試合後、モン太の持ちかけで2人はアドレスを交換します。
このとき、鷹は作中で初めて笑顔を見せました。
慣れない様子で携帯を操作する姿も描かれ、それまでの近寄りがたい天才とは違う等身大の高校生の顔がのぞきます。
鷹はセナ・モン太・大和とともにクリスマスボウルの最優秀選手賞を受けました。
W杯編とその後
W杯編では、セナ・モン太・大和とともに日本代表の選手集めを任されます。
日本代表ではCBとして背番号10を背負いました。
決勝のアメリカ戦では、泥門デビルバッツ戦の反省を活かして相手の偽装ロングパスを見破って弾き、進清十郎のインターセプトにつなげる活躍を見せます。
高校卒業後は最京大学に進学し大和たちとともにアメフトを続けています。
本庄鷹の名言・印象的なセリフ
鷹のセリフは、冷めた天才としての傲慢さと才能の正体を冷静に見つめる知性が同居していて、そこに鷹という人物の孤独が表れていると考えられます。
※セリフは原作の趣旨をもとに要約しています。正確な言い回しはぜひ原作でご確認ください。
才能ではなく習慣だ
自分の実力について、鷹は「親が小さい頃から毎日休まず仕込んでくれたからで何かを目指して必死にやっているわけではない」という趣旨のことを語ります。
周囲は鷹を「天才」と呼びますが、本人は自分の力が父との積み重ねの結果だと自覚しています。そして、目指すもののない日々の虚しさも抱えている。鷹という人物の本質がよく表れたセリフです。
自分が必ず捕るからリスクはない
リスクを指摘された時、鷹は「そんなものはない、自分が絶対に捕るからだ」という趣旨の言葉で返します。傲慢にも聞こえますが、それを実力で裏づけてきたのが鷹という選手でした。
父・本庄勝の教え
鷹のキャッチの根っこにあるのが父の教えです。
キャッチに「捕れっこない」はなく、あるのは「捕れなかった」という結果だけだ、という趣旨の言葉がクリスマスボウル中盤の回想で語られます。捕り損ねを許さない鷹の執念は、この教えから生まれたものでした。
これがキャッチ頂上決戦
試合時間残り3秒の泥門のオンサイドキックでモン太の事を強敵手と認めた鷹のセリフ。
高校アメフト界のレシーバーで鷹が初めて強敵手と認めたのがモン太でした。
まとめ:本庄鷹
本庄鷹のまとめ
- 帝黒アレキサンダーズ(帝黒学園)1年のWR兼CB
- 名外野手・本庄勝の息子
- 「空を歩く男」と呼ばれる日本最高クラスの跳躍力とボールを見ずに捕る精度を持つ
- クリスマスボウルでモン太に競り負け生まれて初めての敗北と好敵手を得た
- 試合後のアドレス交換で初めて笑顔を見せ、その後はW杯日本代表・最京大学へ進んだ
本庄鷹は、圧倒的な才能を持ちながら対等な相手のいない孤独を抱えていたキャラクターでした。
クリスマスボウルを読み返す時は、ぜひモン太と鷹、2人の「本庄の後継者」の視点から空中戦を味わってみてください。

